CodexとClaude Code、ブログ運営で使い分けるならどちらか【2026年比較】

最終更新: 2026年6月4日|価格・モデル名は2026年6月時点の公式情報に基づきます

「コーディングエージェントはどちらか1つでいい」と思って選ぶと、ブログ運営では損をします。OpenAIのCodexとAnthropicのClaude Codeは2026年に入って機能がかなり似てきましたが、得意分野はまだはっきり分かれています。この記事では両者の最新仕様を並べたうえで、記事の執筆・編集・公開・画像・自動化という工程ごとに「どちらに任せるか」を結論まで出します。

結論:執筆と公開はClaude Code、画像とバッチ処理はCodex

先に結論
  • 記事の執筆・推敲・WordPress公開の本流はClaude Code。WordPress公式のMCPアダプタ(2026年2月)が出て、投稿作成・アイキャッチ設定・カテゴリ管理までエージェントから直接操作できる
  • アイキャッチ生成と「投げっぱなしのバッチ仕事」はCodex。gpt-image-2による画像生成内蔵と、クラウドにタスクを委任する非同期型が強い
  • 料金はどちらも$20/月から試せる。両方使う場合も月$40〜で始められる

2026年6月時点の基本スペック比較

項目Claude CodeCodex
提供元AnthropicOpenAI
主なモデルOpus 4.8 / Sonnet 4.6 / Haiku 4.5GPT-5.5 / 5.4 / 5.3-codex
コンテキストOpus 4.8で100万トークンモデルにより異なる(非公表分あり)
入り口CLI / VS Code・Cursor・JetBrains / デスクトップ / Web / iOSCLI / IDE拡張 / アプリ / クラウド
拡張性MCP・Skills・Hooks・サブエージェント・プラグイン・SDKMCP・Skills・Hooks・サブエージェント・プラグイン・SDK
定期実行Routines(PCを切っていてもクラウドで実行)Automations(スレッド文脈を引き継ぎ)
画像生成なし(外部モデル連携)内蔵(gpt-image-2)
料金の入り口Pro $20/月、Max $100・$200/月ChatGPT Plus $20/月に同梱、Pro $100・$200/月

見ての通り、拡張の仕組み(MCP・スキル・フック・サブエージェント)は両者ほぼ横並びになりました。ベンチマークも2026年5月時点の各種リーダーボードではほぼ互角で、「モデルの賢さ」で選ぶ時代は終わり、ワークフローとの相性で選ぶ段階に入っています。

ブログ運営の工程別に見る使い分け

工程推奨理由
ネタ探し・リサーチどちらでも両方ともWeb検索内蔵。普段使う側でよい
構成案・執筆・推敲Claude Code長文の一貫性に強く、100万トークンの文脈で複数記事のトーン統一がしやすい
WordPress公開Claude CodeWordPress公式MCPアダプタで投稿・画像・カテゴリを直接操作
アイキャッチ・図解Codex$imagegenスキルでgpt-image-2の画像生成・編集が内蔵
一括リライト・メタ再生成Codexクラウドへ投げて後で差分レビューする非同期型が向く
定期ジョブ(週次監査など)Claude CodeRoutinesはPCオフでもAnthropic側で実行される

Claude Codeが本流に向く理由

ブログ運営の中心作業は「長い文章を、サイト全体のトーンを保ったまま書き直し続ける」ことです。Opus 4.8の100万トークンコンテキストは、過去記事を丸ごと読み込ませて表記ゆれや内部リンクを整える用途で効きます。さらにWordPress公式が2026年2月に出したMCPアダプタにより、エージェントがWordPressの機能(投稿作成、メディアアップロード、アイキャッチ設定など)を直接呼べるようになりました。「書いて、整えて、公開する」が1つの会話で閉じます。

Codexが脇を固める理由

Codexの強みは2つ。1つ目は画像生成の内蔵で、記事を書いた流れのままアイキャッチまで作れます。2つ目は非同期のクラウド委任で、「全記事のメタディスクリプションを書き直しておいて」のような境界が明確なバッチ仕事を投げておき、あとで差分だけ確認するスタイルに向きます。GitHub・Slack・Linear連携も実務的です。

料金を現実的に見積もる

使い方月額目安内訳
まず試す$20どちらか1つ(Claude Pro または ChatGPT Plus)
両方を併用$40Claude Pro + ChatGPT Plus。個人ブログはここで十分なことが多い
ヘビーに使う$100〜200Claude Max か ChatGPT Pro。5時間ローリング上限の緩和が目的
課金まわりの注意
  • どちらも5時間のローリングウィンドウで利用上限が管理される。長時間の連続作業は途中で止まることがある
  • Codexは2026年4月からメッセージ単位→トークン連動のクレジット制に変更。画像生成は消費が大きい
  • Claude CodeのOpus 4.8はAPI従量だと$5/$25(入力/出力・100万トークンあたり)。日常はSonnet/Haikuで十分

併用ワークフローの実例

本サイトで実際に回している形に近い、週次の運用例です。

月曜:  Claude Code Routinesが既存記事のリンク切れ・情報の古さを監査→レポート
火曜:  Claude Codeで新記事を執筆(リサーチ→構成→下書き→推敲)
      → WordPress MCPで下書き投稿・カテゴリ設定
水曜:  Codexの$imagegenでアイキャッチ3案生成 → 採用案をhigh品質で再生成
      → Claude Code経由でメディアにアップ、アイキャッチ設定、公開
随時:  一括処理(メタ再生成・旧記事の表記統一)はCodexクラウドに委任

よくある失敗と対処

失敗起きること対処
Codexに大きな修正を丸投げ関連ファイルまで広く書き換え、差分が膨らむタスクの境界を明確に区切って依頼する
Opus 4.8を常用出力$25/Mでコストが跳ねる日常はSonnet 4.6、難所だけOpusに切替
公開まで全自動化事実誤りや崩れた記事がそのまま世に出る公開は必ず下書き→人の確認を挟む
CMSの認証情報を雑に渡すコミュニティ製MCP経由の事故リスク権限を絞ったアプリケーションパスワードを使う

FAQ

1つだけ選ぶならどちらですか?

ブログ運営が目的ならClaude Codeです。執筆品質、WordPress連携、PCオフでも動くRoutinesと、運用の中心機能が揃っています。画像はChatGPT側で作って手動アップでも回ります。

無料で試せますか?

CodexはChatGPT Freeプランにも同梱されています。まず無料のCodexで感触を掴み、本格運用でClaude Codeを足す順番が低リスクです。

モデルの賢さに差はありますか?

2026年5月時点の各種ベンチマークでは指標により勝者が入れ替わる程度の差です。数字は出典により揺れるため、業務では「自分の原稿で1週間ずつ試す」のが確実です。

まとめ

機能表はほぼ互角になりましたが、「文章の本流はClaude Code、画像とバッチはCodex」という適性の差は明確です。月$40の併用構成が、個人〜小規模ブログのコスパの落とし所です。各工程の具体的な手順はブログ半自動化の手順Codex画像生成の使い方で解説しています。詳細な機能・料金の一覧はAIツール比較ページにまとめました。

出典: Anthropic公式(Claude Code docs / Opus 4.8、2026年6月閲覧)、OpenAI公式(Codex Models / Pricing、2026年6月閲覧)、WordPress.org「Introducing the WordPress MCP Adapter」(2026/2)。ベンチマーク数値は二次情報のため概算として扱ってください。