エックスサーバーでブログ開設|ネットワークエンジニアが選んだ理由と使い方

エックスサーバーでネットワークエンジニアがブログを始める方法

「ネットワークエンジニアがブログを始めるなら、どのサーバーがいいの?」。正直、自分も最初はかなり迷った。AWS?さくら?ConoHa?色々調べた結果、エックスサーバーに落ち着いた。このブログ(inunuit.com)もエックスサーバーで動いてる。

結論から言うと、ネットワークエンジニアが技術ブログやポートフォリオサイトを作るなら、エックスサーバーはかなり現実的な選択肢。SSH接続できるし、cronも使えるし、MySQL/PHPも自由に触れる。で、月額990円からだからVPSみたいに構築で消耗しない。この記事では、現役ネットワークエンジニアの自分が実際にエックスサーバーを使ってみて感じたメリット・デメリットを正直に書く。

ネットワークエンジニアにブログが必要な理由

技術アウトプットが転職にも副業にも効く

ネットワークエンジニアって、やった仕事が「見えにくい」職種だと思う。サーバーエンジニアならGitHubにコードを上げられるし、フロントエンドエンジニアならポートフォリオサイトを見せられる。でもネットワークエンジニアが「Catalyst 9300のスタック構成を50台組みました」って言っても、面接官にはピンとこない。

ブログはその問題を解決してくれる。自分が現場で何をやったか、どんな技術を持ってるか、どう問題を解決したかを記事にしておけば、それがそのままポートフォリオになる。実際、自分もこのブログ経由で「記事読みました」って声をかけられたことがある。

現場での体験談

自分がブログを始めたきっかけは、FortiGateのIPsec VPN設定でハマったときのメモ。Evernoteに書いてたけど「これ、同じことで困ってる人多いだろうな」と思ってWordPressで公開した。それが最初の記事。今では月に数千PVあって、A8.netやココナラ経由で副収入も出てる。ネットワークエンジニアのスキルって、意外とお金になる。

ブログを持つメリットをざっくり整理するとこんな感じ。

目的具体的な活用法効果
転職活動技術記事をポートフォリオとして提出★★★★★
副業アフィリエイト、技術記事の受託、ココナラでの相談対応★★★★
スキルの棚卸し学んだことを記事にまとめて定着させる★★★★
ナレッジベース自分用のコマンドメモ・設定テンプレを公開形式で管理★★★
社内評価技術発信してる=勉強してる証明になる★★★
エックスサーバーを選んだ理由

VPSほど面倒じゃなく、エンジニアが欲しい機能は揃ってる

「エンジニアならVPS使えよ」って声も聞こえてきそうだけど、正直ブログ運営にVPSは過剰。OSのアップデート、セキュリティパッチ、Webサーバーの設定、SSL証明書の更新…全部自分でやらなきゃいけない。本業でインフラの面倒を見てるのに、ブログのインフラまで面倒見たくない。これが本音。

エックスサーバーは共用サーバーだけど、エンジニアが欲しい機能はちゃんとある。SSHでターミナルから接続できるし、cronでスクリプトの定期実行もできる。PHPもMySQL(MariaDB)も自由に使える。ぶっちゃけ、ブログ+αの用途ならこれで十分。

比較項目エックスサーバー(共用)VPS(自前構築)
月額費用990円〜(スタンダードプラン)500円〜2,000円程度
初期構築の手間ほぼゼロ(10分で開設)OS選定→Webサーバー構築→DB設定→SSL設定…
サーバー管理エックスサーバー側が対応全部自分(パッチ適用含む)
SSH接続対応当然対応
cron管理画面から設定可自由自在
root権限なしフルアクセス
SSL証明書無料で自動更新Let’s Encryptで自分で設定
WordPress導入ワンクリック手動インストール

図1: 初期構築の手間比較

エックスサーバー

10分

VPS(自前構築)

3〜5時間

VPSは「サーバー構築自体を学びたい」人には良い。でも目的が「ブログで技術情報を発信すること」なら、インフラに時間をかけるのは本末転倒。ネットワークエンジニアは本業で十分インフラに消耗してるんだから、ブログのインフラはマネージドに任せて記事を書くことに集中する方が合理的。

補足情報

エックスサーバーは国内シェアNo.1のレンタルサーバーで、運用サイト数は250万件超。サーバー稼働率99.99%以上を公称している。2003年からサービスを提供してるので、急にサービス終了するリスクも低い。ここは地味に大事なポイント。

エンジニアが気になるスペックと機能

SSH、cron、PHP、MariaDB…ブログ以上のことも可能

「共用サーバーでしょ?ショボいんじゃない?」って思うかもしれない。自分も最初そう思ってた。でも実際に使ってみると、ネットワークエンジニアがブログ運営でやりたいことは大体カバーできる。

機能詳細エンジニア的ポイント
SSH接続公開鍵認証対応TeraTermやPuTTYから直接操作可。ファイル操作はSCPでOK
cron設定管理画面から登録、最短1分間隔バックアップスクリプトやDB最適化を自動実行
PHPPHP 8.x対応、バージョン切替可WordPressプラグイン開発やAPIスクリプトも動かせる
MySQL(MariaDB)無制限にDB作成可、phpMyAdmin付属検証用DBも気軽に作れる
SSL無料SSL(Let’s Encrypt)が自動更新証明書の更新忘れでサイトダウン…がない
KUSANAGI高速化Xアクセラレータ Ver.2搭載サーバーキャッシュ+CDNでWordPressが爆速になる
ストレージNVMe SSD 300GB〜(スタンダードプラン)技術ブログなら容量を使い切ることはまずない
独自ドメイン契約中は.comなど永久無料(2つまで)ドメイン更新費が地味に浮く
SSH接続の設定例

エックスサーバーのSSH接続は管理画面(Xserverアカウント)から公開鍵を登録するだけ。ネットワークエンジニアならSSH鍵の生成は日常業務だろうから、ハマるポイントはほぼない。

# SSH鍵の生成(まだ持ってない場合)
$ ssh-keygen -t ed25519 -C "your-email@example.com"

# エックスサーバーにSSH接続
$ ssh -p 10022 xs123456@sv12345.xserver.jp -i ~/.ssh/id_ed25519

# WordPressのファイルを直接確認
$ ls ~/example.com/public_html/wp-content/themes/

ちなみにポート番号は22じゃなくて10022。ここだけ注意。初回接続時に「あれ、繋がらない」ってなる人が多いけど、大体ポート番号が原因。ネットワークエンジニアなら「あ、デフォルトポートじゃないのね」で済む話だけど。

注意

エックスサーバーのSSHはrootログイン不可。sudo権限もない。あくまで自分のディレクトリ配下(~/ドメイン名/)でしか操作できない。パッケージのインストール(apt, yum等)もできない。「何でもできるLinux環境」を期待すると肩透かしを食らうから、そこは割り切ること。ブログ運営とファイル管理には十分だけど、サーバー構築の学習用途には向かない。

XWRITEテーマが無料で使える

このブログもXWRITEで動いてる

エックスサーバーの契約者は、Xserver純正のWordPressテーマ「XWRITE」を無料で使える。通常は有料のテーマだけど、エックスサーバーユーザーなら追加費用ゼロ。このブログ(inunuit.com)もXWRITEを使ってる。

正直、WordPressテーマは有料のものだと1万〜2万円する。SWELL、JIN:R、SANGOあたりが人気だけど、ブログを始める段階で1万円以上の出費はハードルが高い。その点、XWRITEなら初期費用を抑えてスタートできる。余談だけど、自分が最初にテーマ選びで3日くらい迷って結局XWRITEにしたのは「無料だからとりあえず始めよう」という消極的な理由だった。でも使ってみたら全然困ってない。

ポイント

XWRITEはブロックエディタ(Gutenberg)に完全対応していて、コードを書かなくても装飾やレイアウトができる。でもエンジニアとしては「カスタムHTML」ブロックで自分でHTMLを書くことも多い。この記事も含めて、自分のブログのほとんどはカスタムHTMLで書いてる。テーマのブロック機能と自分のHTMLを混在できるのがXWRITEの良いところ。

ブログ開設の手順(10分で完了)

WordPressクイックスタートで即日公開できる

エックスサーバーには「WordPressクイックスタート」という機能があって、申し込みと同時にWordPressのインストール、独自ドメインの取得、SSLの設定まで全部自動でやってくれる。マジで10分で自分のブログが公開状態になる。

Step 1: エックスサーバーに申し込む

エックスサーバーの公式サイトから「スタンダードプラン」を選んで申し込む。プランは3種類あるけど、個人ブログならスタンダードで十分すぎる。ディスク300GB、転送量無制限。技術ブログでこれを使い切ることはまずない。

Step 2: WordPressクイックスタートを選択

申し込み画面で「WordPressクイックスタート」にチェックを入れる。ドメイン名、ブログ名、ユーザー名、パスワードを入力するだけ。ドメイン名は技術ブログなら「英語+tech」「自分のハンドルネーム」あたりが定番。自分は「inunuit.com」にした。ちなみにドメイン名は後から変更できないから、ここだけは慎重に。

Step 3: テーマでXWRITEを選択

クイックスタートの途中でテーマを選ぶ画面が出る。ここで「XWRITE」を選んでおけば、最初からテーマが適用された状態でブログが立ち上がる。後からテーマを変えることもできるけど、レイアウトが崩れるリスクがあるから最初に決めた方がいい。

Step 4: 支払い&完了

支払い情報を入力して申し込み完了。数分後にはWordPressにログインできる。SSL証明書の反映には最大1時間くらいかかることがあるけど、http://でアクセスすればすぐに管理画面に入れる。ここまで、早い人なら本当に10分。

よくあるミス

WordPressクイックスタートを使うと10日間の無料お試し期間がスキップされる。いきなり本契約になる点だけ注意。とはいえ、月990円だし、ブログを続ける気があるなら気にしなくていい。あと、12ヶ月以上の契約でドメインが永久無料になるから、最低でも12ヶ月契約をおすすめする。

ブログをポートフォリオにして転職を有利にする

「記事見ました」が面接で最強のアイスブレイク

転職活動をするとき、履歴書の「自己PR」欄に「ネットワーク構築経験5年」と書くだけだと弱い。でも「技術ブログを運営しています。URL: https://〜」と書けると、面接官はほぼ確実にチェックしてくれる。自分が書いた記事がそのまま技術力の証明になるから、職務経歴書の裏付けになる。

特にネットワークエンジニアからクラウドエンジニアやセキュリティエンジニアにキャリアチェンジしたい場合、ブログでの技術発信は大きな武器になる。「ネットワークだけじゃなく、こういう分野にも興味があって自分で調べて記事にしてます」というアピールができる。

転職を考えるなら、転職エージェントに登録しつつブログを並行して育てておくのが理想。ブログの記事数が10〜20本くらいになったら、エージェントとの面談で「ポートフォリオとしてブログのURLを共有していいですか」と聞いてみてほしい。技術力の証明として評価してもらえるケースが多い。

ブログ×副業の現実的なルート

アフィリエイト、ココナラ、技術記事の受託

「ブログで稼ぐ」と聞くと怪しく感じるかもしれないけど、ネットワークエンジニアの技術ブログは意外と副業との相性がいい。ポイントは「専門性の高い情報を必要としている人がいる」こと。CCNA受験者、転職を考えてるインフラエンジニア、現場でトラブルに遭遇した人。こういう読者は具体的な悩みを持ってブログにたどり着く。

副業のルートとしては、大きく3つ。

副業ルート内容収益目安(月)
A8.netアフィリエイトレンタルサーバー、資格講座、転職エージェントなどの紹介数千円〜数万円
ココナラでの相談対応ネットワーク設定の相談、CCNA学習サポート数千円〜1万円
Google AdSenseブログに広告を掲載して表示・クリック報酬を得る数百円〜数千円(PV次第)

特にA8.netは、エックスサーバー自体のアフィリエイトプログラムもあるから、「自分が使ってるサーバーを紹介する記事」がそのまま収益になる。実体験ベースだから記事も書きやすいし、読者からの信頼度も高い。ココナラも「ネットワークの質問に答えます」みたいな出品をしておくと、ブログ経由で依頼が来ることがある。

補足

ブログの副業収入は最初の半年くらいはほぼゼロだと思った方がいい。自分も最初の3ヶ月はPVが1日10くらいだった。半年続けて月間3,000PVくらいになって、ようやくアフィリエイト報酬がポツポツ発生し始めた。「すぐに稼げる」とは思わず、まずは20記事書くことを目標にするのが現実的。

まとめ

エックスサーバーで技術ブログを始めよう

まとめ

ネットワークエンジニアが技術ブログを始めるなら、エックスサーバーは現実的でバランスの良い選択肢。SSH接続、cron、MySQL、PHP、無料SSL、KUSANAGI高速化と、エンジニアが欲しい機能は揃ってる。VPSみたいに構築で消耗せず、月990円で記事を書くことに集中できる。XWRITEテーマも無料で使えるから初期費用も最小限。ブログはポートフォリオにも副業にもなるから、迷ってるなら早く始めた方がいい。半年後の自分に感謝される投資だと思う。

よくある質問(FAQ)

Q. エックスサーバーとConoHa WING、どっちがいい?

正直、どっちでもブログ運営に困ることはない。ただ自分がエックスサーバーを選んだ理由は「運用歴の長さ」と「情報の多さ」。2003年からサービスしてるから、困ったことがあったときにググると大体解決策が見つかる。ConoHa WINGは後発な分、情報がまだ少ない印象。エンジニアなら「トラブル時に情報が見つかるかどうか」は重要な判断基準だと思う。

Q. 無料ブログ(はてなブログ等)じゃダメ?

始めるだけなら無料ブログでもいい。でもアフィリエイトが制限されたり、独自ドメインが使えなかったり、サービス終了のリスクがある。あと「はてなブログで技術発信してます」より「独自ドメインのWordPressで技術ブログ運営してます」の方が、ポートフォリオとしての説得力は段違い。月990円の投資で得られるリターンを考えたら、WordPress一択だと個人的には思ってる。

Q. ブログのネタが続くか不安…

ネットワークエンジニアならネタに困ることはまずない。日常業務がそのまま記事になる。「今日トラブル対応で使ったshowコマンド」「CCNAの勉強で覚えにくかった範囲」「新しい機器の初期設定手順」。現場で1つでも「あれ?」と思ったことがあれば、それがそのまま記事のネタ。自分は作業メモをそのままブログ記事に昇華させてる。

Q. ネットワークエンジニアのブログって読まれる?

読まれる。というか、ネットワーク系の技術情報はWeb上にまだ少ない分野。プログラミングやWeb開発の情報は山ほどあるけど、「FortiGateのVPN設定でハマったときの対処法」みたいなニッチな情報は圧倒的に足りてない。だからこそ、書けば読まれる。自分のブログでもネットワーク系のトラブルシューティング記事は安定してPVが出てる。