ネットワークエンジニアの登竜門とも言える資格「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」。 これから受験を考えている人の多くが最初に気になるのが「受験料はいくらかかるのか?」という点ではないでしょうか。

本記事では、2025年時点での最新「CCNA受験料」情報をもとに、試験概要・再受験ルール・費用を抑えるコツなどをわかりやすく解説します。 これからCCNAを目指す方や、再受験を検討している方に必見の内容です。

CCNAとは?ネットワークエンジニアの登竜門資格

CCNAは、Cisco社が提供するネットワーク技術者向けの国際資格です。 主に「ネットワークの基礎」「ルーティング・スイッチング」「セキュリティ」「自動化・プログラマビリティ」など、ネットワークエンジニアとして必要な幅広い知識を問われます。

以前は分野別に複数のCCNA試験がありましたが、現在は「CCNA(200-301)」という1試験に統一されています。

CCNA受験料はいくら?(2025年最新)

2025年10月時点のCCNA受験料は以下の通りです。

項目金額(税込)
CCNA(試験コード:200-301)33,600円(税込)
再受験時も同額33,600円(税込)
学割(学生向け割引)約20〜30%オフ(時期により変動)

この受験料は、Cisco公式試験パートナーである「Pearson VUE」経由で支払います。支払い方法はクレジットカードまたはバウチャー(受験チケット)です。

CCNA受験料を節約する3つの方法

① バウチャー(受験チケット)を活用する

Cisco認定トレーニングパートナーや、教育機関が提供する「CCNAバウチャー」を使うと、数千円〜1万円ほど割引される場合があります。 公式Cisco Learning Storeや、提携スクール(例:ネットビジョンアカデミー、ISAOトレーニングなど)で販売されていることが多いです。

② キャンペーン・セール期間を狙う

年に数回、Cisco JapanやPearson VUEが受験料割引キャンペーンを実施します。 特に「春の学習応援キャンペーン」や「学生限定キャンペーン」期間中は、通常価格より10〜20%安く受験できるチャンスがあります。

③ 法人支援・スクール経由で受験する

ITスクールや企業研修経由でCCNAを受験する場合、受験料が企業負担になるケースもあります。 未経験からネットワークエンジニアを目指す方は、「受験料込みコース」などを活用するとお得です。

CCNA試験の概要と出題内容

試験名:Implementing and Administering Cisco Solutions(200-301)

試験形式は以下の通りです。

  • 試験時間:120分
  • 出題数:100問前後(選択式・ドラッグ&ドロップ・シミュレーション問題)
  • 出題範囲:ネットワーク基礎、アクセス、IP接続、IPサービス、セキュリティ、オートメーションなど
  • 合格ライン:非公開(一般的には80%前後といわれています)

CCNA試験は英語で実施されますが、画面右上の「日本語翻訳」ボタンを押すと和訳付きで受験できます。

CCNAの再受験ルールと注意点

万が一不合格だった場合、再受験するためには「5日間の待機期間」が必要です。 再受験の際も、受験料(33,600円)は再度発生します。

また、同じ試験を3回連続で不合格になった場合、4回目は180日間(約6か月)の待機期間が必要です。 再受験を繰り返すと費用がかさむため、計画的な学習が重要です。

CCNA受験に必要な準備と勉強法

受験料が高いからこそ、一度で合格を目指したいですよね。 以下の学習方法を実践すれば、効率よく合格に近づけます。

① Cisco公式教材と問題集で基礎を固める

Cisco公式教材「Official Cert Guide」は英語ですが、内容が正確で信頼性があります。 日本語書籍では『徹底攻略CCNA問題集』『1週間で合格CCNA』などが人気です。

② シミュレーターで実機練習をする

CCNA試験では実際の機器操作に近いシミュレーション問題が出題されます。 「GNS3 シミュレータ」や「Packet Tracer」を活用して、Ciscoルータ設定の練習をしておきましょう。

③ コマンド操作をTera Termで練習

実機を購入できる場合は、「Tera Term」を使ってルータやスイッチにコンソール接続して操作を覚えましょう。 「Tera Term 使い方」を学んでおくと、実務でもすぐ役立ちます。

CCNA受験料は高い?コストパフォーマンスを考える

33,600円という金額は決して安くありませんが、ネットワークエンジニアとしての就職・転職活動では非常に価値があります。 特に未経験者の場合、「CCNAを持っている=基礎知識がある」と判断され、採用率が上がる傾向があります。

CCNA取得後は、月給ベースで3〜5万円アップするケースも珍しくありません。 長期的に見れば、受験料以上のリターンがある投資といえます。

まとめ:受験料以上の価値がある資格、それがCCNA

2025年時点でのCCNA受験料は33,600円(税込)です。 決して安くはありませんが、Cisco技術の基礎を体系的に学べるため、ネットワークエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるには最適な資格です。

受験前にしっかりと学習計画を立て、「GNS3」や「Tera Term」で実機操作を体験しながら、確実に合格を狙いましょう。

CCNAはあなたのキャリアを切り開く第一歩です。