こんにちは。

今回は、先日私が受験して**無事に合格することができた「LPIC Level1」**について、実際に行った勉強方法や感じたことをまとめていきたいと思います。

Linuxの資格に興味がある方や、これからLPICに挑戦しようとしている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

LPIC Level1とはどんな資格?

LPIC(Linux Professional Institute Certification)は、Linuxのスキルを証明する国際的な認定資格です。

その中でも「Level1」は最も基本的なレベルで、Linuxの操作経験が浅い人でも取り組みやすい内容になっています。

Level1では、以下のような内容が試験範囲になります。

  • Linuxの基本コマンド操作
  • ユーザーやグループの管理
  • ファイルシステムやパーミッションの知識
  • シェルスクリプトの基礎
  • パッケージ管理(rpm, dpkgなど)
  • ブートプロセスやログ管理 など

実務でLinuxを使ううえで必要な最低限の知識を体系的に学べるため、インフラエンジニアを目指す人や、Linuxサーバーの操作に自信を持ちたい人には非常におすすめの資格です。

私が実際に行った勉強法

1. 教科書は「Linux教科書 LPICレベル1」を使用

まず最初に取り組んだのが、定番の教科書である『Linux教科書 LPICレベル1』です。

この本はLPIC初心者向けにわかりやすく作られており、Linuxにあまり馴染みがなかった私でもスムーズに読み進めることができました。

ただし、ところどころ専門用語が多くてつまずきそうになる箇所もあったので、そういう時はChatGPTを使って用語の意味や概念をかみ砕いてもらいながら学習を進めました。

読書のペースとしては、だいたい1週間で1周目を読了。その後、少し時間を空けてもう1周読み直しました。

2周目では理解を深めることを意識して、重要な箇所にはマーカーを引いたり、ノートにまとめたりもしました。

また、この教科書には巻末に**練習問題が付属しているので、これも必ず解くようにしていました。**インプットした知識をアウトプットすることで、より理解が定着します。

2. 本番対策は「LPICレベル1 スピードマスター問題集」

教科書で一通り基礎を固めたあとは、ひたすら問題演習に集中しました。

使った問題集は『LPICレベル1 スピードマスター問題集』です。

この問題集、正直めちゃくちゃ優秀です。

実際の試験では、この問題集に載っている内容とほぼ同じ形式・類似内容の問題が多数出題されました。

数字が微妙に違ったり、言い回しが変わっていたりする程度で、問題の本質は全く同じです。

私の場合、この問題集を2周以上解き直し、全ての問題に自信を持って答えられるようにしました。

特に解説部分も丁寧に読み込み、「なぜこの答えになるのか?」をしっかり理解するよう意識していました。

効率重視で合格を狙いたい方は、とにかくこの問題集を繰り返し解くことが最短ルートだと思います。

暗記ゲーと言われる理由がよくわかる試験だった

実際に試験を受けて感じたこととしては、とにかく「覚えているかどうか」が勝負だということです。

LPIC Level1には、計算問題やコマンドを実際に打つようなシミュレーション形式の問題は一切ありません。

つまり、知識をどれだけ詰め込んだかが、そのまま合格ラインに直結する試験なんです。

試験を受ける前に「LPICは暗記ゲー」と言われているのを耳にしてはいましたが、実際に受けてみてその意味がよく分かりました。

コマンドのオプション、設定ファイルのパス、ファイル権限、ユーザー追加の手順など、細かい部分までしっかり暗記しておくことが求められます。

逆に言えば、暗記さえ得意であれば比較的取りやすい資格とも言えるかもしれません。

まとめ:教材選びと反復が合格のカギ

今回私がLPIC Level1に合格できたのは、信頼できる教材を選び、徹底的に繰り返し学習したからだと感じています。

特に以下の2つは非常におすすめです。

  • Linux教科書 LPICレベル1(基礎固めに最適)
  • LPICレベル1 スピードマスター問題集(本番対策に最適)

この2冊さえしっかりやり込めば、短期間でも合格は十分に狙えます。

あとは自分の学習スタイルに合わせて、ChatGPTなどのAIも活用しながら、効率的に知識を身につけていくのがポイントです。

これからLPIC Level1に挑戦しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。