先日、CCNAを取得することができました。この記事では、私が実際に行った学習方法や試験対策について、できる限り詳しく共有したいと思います。これからCCNAを目指す方の参考になれば幸いです。
まずは基礎知識のインプットからスタート

最初に取り組んだのは、基礎的な知識の習得です。私は「シスコ技術者認定教科書」という教材を選びました。この書籍は図や表が豊富に使われており、ネットワーク初心者にも非常に理解しやすい構成になっています。用語の解説も丁寧なので、基礎の定着には最適な教材だと感じました。
私はこの本を大体一週間ほどかけて一通り読み切りました。最初は難しいと感じる部分もありましたが、繰り返し読むことで理解が深まりました。
Ping-tで問題演習を徹底的に
教科書を一通り読み終えた後は、アウトプット練習としてPing-tを活用しました。Ping-tはCCNA対策として非常に有名な問題集サイトで、膨大な量の練習問題を解くことができます。
注意点として、問題を丸暗記しないことが重要です。Ping-tの問題は本番と全く同じ形式で出題されるわけではありません。理解せずに丸暗記すると、応用問題で対応できなくなってしまいます。
また、CCNA試験では英語を強引に日本語訳したような不自然な文章も多く登場します。そうした問題文に惑わされないためにも、用語の意味やネットワークの仕組みを根本的に理解しておくことが大切です。
ルーティングテーブルを読み解く力を身につける

私が受けた試験では、ルーティングテーブルを見て「どのゲートウェイを通るのか」を判断する問題が何問か出題されました。このタイプの問題は、ルーティングの基本を理解していれば確実に得点できるパートです。テーブルの見方や、最も具体的な経路の選び方を練習しておきましょう。
模擬試験のスコアが安定したら本番へ
私はPing-tの模擬試験で9割以上の得点を連続して出せるようになったタイミングで、本番試験に申し込みました。模試で安定した得点を出せるようになれば、自信を持って受験できるはずです。
Packet Tracerでコマンド練習
CCNAの試験では、シミュレーション問題としてコマンド入力の演習が出題されます。ここではPacket TracerというCisco公式のシミュレーターを使って、事前にコマンドの練習をしておくのが非常に効果的です。
インターフェイスへのIPv6アドレスの設定、VLANの作成とポートの割り当てなど、最低限の構成コマンドはスムーズに打てるようにしておくと安心です。これらができれば、部分点でも得点が可能です。
実際に試験を受けた感想
試験を通して感じたことは、「Cisco語」と呼ばれる独特な表現の難しさです。特に、英語を無理に日本語へ翻訳した結果、文章が意味不明になっている箇所がいくつかありました。そうした部分は、内容を噛み砕いて読み取る力も必要です。
全体としては、しっかりと対策をすれば合格できる試験だと感じました。自分の理解度を確認しながら、計画的に学習を進めることが合格への近道です。