
はじめに
「アクアリウムを始めたいけど、どうやって水槽を立ち上げればいいか分からない…」
そんなふうに感じている人も多いと思います。僕自身も最初は「とりあえず水を入れて魚を入れればいいんでしょ?」って思ってたんですが、それで何匹もダメにしてしまいました…。
でも、きちんと準備すれば、小型水槽でも失敗せずにスタートできます。
この記事では、初めての人でも分かりやすく、小型水槽の立ち上げ方を1週間の流れで解説します。
用意するもの
- 30cm以下の小型水槽セット(ライト・フィルター付き)
- 底床(ソイル or 砂利)
- カルキ抜き剤
- バクテリア剤(あれば)
- 水温計&ヒーター(冬場)
- 水草(初心者向け:アヌビアス・ウィローモスなど)
セットで買える初心者用スターターキットなら、これらがひと通り揃っています。
Day1|水槽を設置して水を入れる

まずは水槽の設置場所を決めましょう。直射日光が当たらず、安定した台の上が理想です。
- 底床を敷く(ソイルは厚さ3〜4cmがおすすめ)
- カルキ抜きした水を注ぐ(静かに注がないとソイルが舞うので注意)
- フィルター・ヒーター・ライトを設置
この段階では魚を入れません。ここから\”水槽を回す\”期間がスタートです。
Day2〜4|バクテリアを増やす&水草を植える

ろ過フィルターを稼働させ、バクテリアが定着するまで待ちます。
この期間中に水草を植えておくと、立ち上がり後のコケ予防や水質安定にも◎
- ライトは6〜8時間/日で点灯
- 水温は24〜26℃前後をキープ
- アンモニア・亜硝酸を分解するバクテリアが増えてくる
この時点で白濁りが出てもOK(バクテリアの増殖によるもの)なので焦らなくて大丈夫です。
Day5〜6|水質チェック

試験紙や水質テスターで、アンモニア・亜硝酸の数値をチェックしましょう。
- アンモニア:0ppm
- 亜硝酸:0ppm
この状態なら生体(魚・エビ)を迎え入れる準備が完了です。
数値が高い場合は、1〜2日ほど待ってから再検査。水換え(1/3程度)も効果的です。
Day7|いよいよ生体を導入!

水合わせを丁寧に行って、魚やエビをゆっくり水槽へ入れましょう。
- 袋ごと水槽に30分浮かべて温度合わせ
- コップや点滴法で徐々に水槽の水に慣らす(15〜30分)
いきなりドボンはNG!水質ショックで死んでしまうリスクがあります。
まとめ
小型水槽は省スペースで始めやすい反面、ちょっとしたミスでトラブルが起きやすいです。
でも、1週間かけてゆっくり立ち上げれば、初心者でも安定した環境を作ることができます。
- 初日は水・機材だけセットし、魚は入れない
- 水草を入れてバクテリアを育てる
- 水質が安定したら、慎重に生体を導入
僕も最初は「難しそう」と思ってたけど、やってみたらむしろ楽しかった。ぜひ焦らず、ゆっくり立ち上げて、癒しのアクアライフをスタートしてください!