はじめに

小型水槽を始めるとき、意外と悩むのが底砂の種類。
「砂とソイル、どっちがいいの?」
「水草を植えたいけど、ソイルじゃないとダメ?」
「掃除のしやすさも気になる…」
僕も最初はなんとなく見た目で選んだけど、実際に使ってみると底砂によって水質管理のしやすさや、水草の育ち方が全然違うって気づいた。
今回は、小型水槽に合った底砂の選び方と、それぞれの特徴を詳しく解説するよ。
1. 小型水槽の底砂選びの基本

底砂を選ぶときに考えるべきポイントは、以下の3つ。
✅ 目的に合った底砂を選ぶ(水草あり?魚だけ?)
✅ 掃除のしやすさを考える(底砂の粒の大きさで変わる)
✅ pHや水質に影響があるかチェック
底砂の種類によって水質の安定度、メンテナンスのしやすさ、見た目の雰囲気が変わるから、自分の水槽スタイルに合ったものを選ぶのが大事。
2. 小型水槽向けの底砂・ソイルの種類と特徴

① ソイル(栄養系・吸着系)
✅ おすすめ用途:水草育成・シュリンプ飼育
✅ 特徴:水質を酸性寄りに調整・栄養を含む
ソイルは、水草をしっかり育てたい人向けの底砂。特に「栄養系ソイル」は、初心者でも水草を育てやすい。
【メリット】
- 水草がよく育つ(特に根を張るタイプの水草に◎)
- 水質を弱酸性に調整(熱帯魚やシュリンプに最適)
- 軽くてセットが楽
【デメリット】
- 寿命がある(半年〜1年で崩れる)
- 掃除しすぎると崩れる&栄養が抜ける
- 底床掃除には注意(強く吸い出すと崩れる)
僕も最初、ソイルを使ってみたけど、水草の成長が全然違った!ただ、寿命があるのと、底掃除が難しいのがデメリット。
【おすすめのソイル】
- アマゾニア(ADA) → 栄養豊富で水草育成向け
- プラチナソイル(GEX) → 吸着系で初心者向き
② 砂利(大磯砂・ガーネットサンドなど)
✅ おすすめ用途:熱帯魚メインの水槽・メンテナンスを楽にしたい人
✅ 特徴:水質への影響が少なく、掃除しやすい
砂利タイプは、昔から使われている定番の底砂。掃除がしやすく、長期間使えるのがメリット。
【メリット】
- 掃除がしやすい(プロホースでゴミを吸いやすい)
- 長期間使える(交換不要)
- 水質にほぼ影響しない(安定しやすい)
【デメリット】
- 水草育成には向かない(根付きにくい)
- 見た目がシンプルすぎる場合も
水草をあまり入れないなら、掃除のしやすい砂利タイプがベスト。
【おすすめの砂利】
- 大磯砂 → メンテナンス性抜群で熱帯魚に最適
- ガーネットサンド → 高級感があり、魚の色が映える
③ サンド系(田砂・ボトムサンドなど)
✅ おすすめ用途:コリドラス・エビ・底物系の生体に◎
✅ 特徴:粒が細かく、底生生物に優しい
サンド系の底砂は、コリドラスやエビなど、底を掘る生体に適した底砂。
【メリット】
- 見た目が自然でおしゃれ
- 底に住む生体に優しい(ヒゲや足を傷つけない)
- pHにほぼ影響しない
【デメリット】
- 汚れが溜まりやすい
- 掃除しにくい(粒が細かいので吸い出し注意)
コリドラス水槽を作るなら、砂系の底砂を選ぶのがおすすめ。
【おすすめのサンド】
- 田砂 → ナチュラルで自然感のある見た目
- ボトムサンド → 明るめの色で、水槽を明るく見せる
3. 賃貸×小型水槽の底砂選びで気をつけるポイント

① メンテナンスのしやすさを考える
- 砂利系 → 掃除しやすい
- ソイル → 水草育成向きだけど、崩れやすい
- サンド系 → 掃除が難しいけど、底物に◎
② 水質を変えるかどうかを確認
- ソイル → 水質を酸性寄りにする
- 砂利・サンド → 水質に影響なし
③ 水槽のスタイルに合わせる
- 水草をしっかり育てたい → ソイル
- 熱帯魚メイン&掃除しやすく → 砂利
- コリドラス・エビを飼う → サンド系
まとめ
賃貸の小型水槽なら、掃除のしやすさ・水質の安定・水草の育成を考えて底砂を選ぶのがポイント。
- 水草をしっかり育てたいなら「ソイル」(栄養系 or 吸着系)
- 掃除しやすく、メンテナンス重視なら「砂利」(大磯砂など)
- コリドラス・エビ水槽なら「サンド系」(田砂・ボトムサンド)
僕の経験では、「掃除をラクにしたいなら砂利」「水草を育てたいならソイル」って感じ。
水槽のスタイルに合わせて、ベストな底砂を選んでみて!