はじめに

小型水槽を始めて最初にぶち当たる壁、それがコケ。
「気づいたらガラスが緑色…」「流木がヌルヌル…」「水草がコケまみれ…」
僕も最初の水槽でこれを経験して、「なんでこんなに生えるの!?」「掃除してもすぐ戻る…」とコケとの戦いに疲れ果てたことがある。
でも、色々試してわかったのは、コケはちゃんと原因を知って対策すれば、防げるし増えにくくできるってこと。
今回は、初心者がやりがちなNG行動と、コケを減らすための正しい方法をまとめてみた。コケに悩んでる人は、ぜひ試してみて!
小型水槽のコケが生える主な原因

コケが生える理由は、大きく3つ。
1. 光(ライト)が強すぎる or 長すぎる
✅ 水槽のライトを長時間つけっぱなしにしている
✅ 窓際に置いていて、直射日光が当たる
✅ ライトが強すぎて、コケが爆発
僕は最初、ライトを「長くつけた方が水草にいい」と思って、1日12時間以上つけっぱなしにしてた。結果、ガラス面が緑に染まり、水草よりコケが育つ状態に…。
【対策】
- ライトの点灯時間は6〜8時間に制限(タイマー管理がおすすめ)
- 水槽を窓際に置かない(直射日光はコケ爆発の元)
- ライトの明るさを調整(強すぎる場合は少し距離を取る)
2. 餌のあげすぎで栄養過多
✅ 魚が食べ残すほどエサをあげている
✅ エサが底に溜まって腐っている
✅ 水が黄ばんでいる(富栄養化している)
エサの残りが分解されると、コケの養分(リンや窒素)が増えてしまう。僕も最初、エサを多めにあげてたら、水槽のいたるところにコケが発生…。これ、初心者あるある。
【対策】
- エサは1日1回、魚が2分以内に食べきれる量だけ
- 底砂の掃除を週1でやる(スポイトやプロホースでゴミを吸い取る)
- 水換えをサボらない(週1回は1/3を換水)
3. フィルターの掃除不足(ろ過能力の低下)
✅ フィルターを1ヶ月以上掃除していない
✅ 水流が弱くなってきたのに放置
✅ ろ材が目詰まりしている
フィルターが詰まると、水の循環が悪くなってコケが発生しやすくなる。
【対策】
- フィルターのろ材は月1回、水槽の水ですすぐ(絶対に水道水で洗わない)
- フィルターの吸水口やホースも定期的に掃除
- ろ材の交換は3ヶ月〜6ヶ月ごとが目安(交換しすぎもNG)
僕は以前、フィルターを3ヶ月放置してたら、吸水口にコケが詰まり、気づいたら水流がほぼゼロに…。
コケが生えてしまったときの掃除方法

「もうコケが生えまくってる…」ってときのリセット方法も紹介。
1. ガラス面のコケ取り
✅ 100均のメラミンスポンジで軽くこする(めちゃ簡単)
✅ コケ取りスクレーパーを使う(頑固なコケ向け)
2. 流木や石についたコケ
✅ 水槽から取り出して歯ブラシでこする
✅ 軽く熱湯をかけると落ちやすい(熱帯魚がいる場合は注意)
3. 水草についたコケ
✅ エビ(ヤマトヌマエビ)や貝(石巻貝)に食べてもらう
✅ ひどい部分はハサミでカット
✅ 木酢液を薄めた液に一瞬だけ浸ける(最後の手段)
コケを防ぐ「掃除いらずの環境作り」

コケ取りを楽にするなら、そもそもコケが生えにくい環境を作るのがベスト。
✅ コケを食べる生体を入れる(ヤマトヌマエビ・オトシンクルス・石巻貝)
✅ 水草を増やしてコケの養分を吸収させる
✅ フィルターを適切なサイズにする(ろ過不足を防ぐ)
僕はヤマトヌマエビ3匹を投入したら、ガラス面のコケ掃除がかなり楽になった。
まとめ
小型水槽のコケ対策は、
- ライトの時間&強さを調整(6〜8時間がベスト)
- エサは控えめ&食べ残しを出さない
- フィルターの掃除を定期的にする(ろ過能力をキープ)
- コケが生えたら、適切な方法で掃除する
- コケを食べる生体を入れて、環境自体をコケが生えにくい状態にする
僕も最初はコケとの戦いで心折れそうになったけど、この対策を意識してからは、ほとんどコケに悩まなくなった。
コケに悩んでる人は、ぜひこの方法を試してみて!