ベタを飼っていると、一度は気になるアイテムがあります。
「おやすみリーフ」
葉っぱの形をした休憩スポットとしてよく紹介されていますが、買う前や入れた直後にこんな疑問を持つ方も多いと思います。
「本当にここで休むの?」
私も最初はそう思っていました。ですが、ベタを2匹飼って、それぞれの水槽におやすみリーフを入れてみると、はっきりわかったことがあります。
ベタはたしかに休みます。ただし、使い方にはかなり個体差があります。
毎日のように定位置にする子もいれば、ほとんど乗らない子もいます。だからこそ、「乗ってくれない=失敗」とすぐに判断しないことが大切です。
おやすみリーフは、水槽の壁に吸盤で固定する人工の葉っぱです。
ベタは自然界では水草や葉の上で休むことがあります。呼吸のために水面に上がる必要がある魚なので、水面近くに休める場所があると落ち着きやすいと言われています。その環境を再現するために作られたのがおやすみリーフです。
水槽に設置すると、水面近くに「ちょっとした休憩スペース」ができるイメージです。
1匹目のベタは、正直あまりリーフを使いません。この子はとにかくよく泳ぐタイプで、水槽の前に行くとすぐこちらに寄ってきます。水槽の中をずっとパトロールしているような感じで、見ていて飽きない性格です。
そのため、おやすみリーフの上にいる姿はかなりレアです。だからこそ、たまたま乗っているのを見つけると、ちょっと得した気分になります。「今日はここで休む日なんだな」と思いながら、つい長く眺めてしまいます。
もう1匹のベタは、逆におやすみリーフをかなり使います。ごはんを食べたあとも、しばらく泳いだあとも、ふらっとリーフに戻っていきます。見ていると、そこが完全に定位置になっているようです。
葉っぱの上にちょこんと乗って、ヒレをゆらゆらさせながら休んでいる姿は、見ていてとても癒されます。ベタにも「落ち着く場所」があるのかもしれません。
図1: おやすみリーフの使い方の個体差(イメージ)
おやすみリーフを入れたあと、よくあるのがこの悩みです。
「全然乗らない…」
ですが、2匹飼ってみて感じたのは、使うかどうかは性格による部分がかなり大きいということです。よく泳ぐ子、警戒心が強い子、落ち着いている子など、ベタにもそれぞれ個性があります。
そのため、「乗らない=気に入っていない」とすぐに判断する必要はありません。最初は全く使わなくても、気がついたらある日突然、定位置になることもあります。
ベタは環境の変化に慣れるまで時間がかかります。水槽に新しいものを入れると、最初は距離を取ることも珍しくありません。
「乗らないな」と思ってもすぐに外すのではなく、しばらく様子を見てみるのがおすすめです。水槽のレイアウトに慣れてきた頃から使い始めるケースもあります。
よく使う子も、ほとんど使わない子も、それぞれのベタの性格です。「使い方の違い」自体を観察として楽しむのが長く飼う上でのコツです。
ベタのおやすみリーフは、「必ず使うアイテム」というより、ベタの個性を楽しめるアイテムなのかもしれません。
- よく使う子・たまに使う子・ほとんど使わない子がいる
- 使わないからといって失敗ではない
- ある日ふと、葉っぱの上で休んでいる姿を見つけることもある
- そんな瞬間を見ると「入れてよかったな」ときっと思える

