マンションに最初から付いているインターネット回線って、入居直後は「無料なら十分かな」と思いがちです。私もまさにそのタイプで、もともとは備え付けの回線をそのまま使っていました。
ただ、使っていくうちに不満が大きくなってきました。夜になると特に遅く、体感でもかなりもっさりする。速度を測ってみると、だいたい10Mbps前後。Web閲覧だけならなんとかなるものの、動画視聴やアップデート、複数端末の同時利用では「ちょっと厳しいな」と思う場面が増えてきました。
そこで試してみたのがSoftBank Airです。私の住んでいる場所は5Gが届かないエリアなので、実質4G運用です。それでも夕方19時台で66Mbpsほど出ており、「爆速ではないけど、普通に使うにはかなり快適」というのが率直な感想でした。
結論:4G運用でも、元のマンション回線よりかなり快適だった
先に結論を書くと、私の環境ではSoftBank Airにして正解でした。
理由はシンプルで、もともと使っていた回線が遅すぎたからです。10Mbps前後だった環境から、夕方の混みやすい時間帯でも66Mbpsほど出るようになったので、普段のストレスがかなり減りました。
もちろん、光回線のような「常に爆速」という感じではありません。時間帯によっては20Mbps台になることもあります。ただ、それでも元回線よりは明らかに快適で、ページ表示、YouTube視聴、SNS、ネットショッピング、スマートホーム機器の利用など、日常使いでは十分実用的だと感じています。
実際の通信状況|19時台で66Mbpsなら悪くない
今回の計測は、夕方の19時台という比較的混雑しやすい時間帯に行いました。それで66Mbps出ていたので、「4G運用としては悪くない」という印象です。
ホームルーターは時間帯や電波状況、周辺の利用者数の影響を受けやすいので、常に同じ速度が出るわけではありません。SoftBank公式でも、利用が集中する夜間などは速度が低下する場合があると案内されています。とはいえ、私の用途ではこのくらい出ていれば十分で、以前の回線よりも満足度はかなり高いです。

数字だけで見ると「66Mbpsって普通では?」と思う人もいるかもしれません。でも、マンション備え付け回線で10Mbps前後しか出なかった環境からすると、体感差はかなり大きいです。
たとえば、アプリの更新やOSアップデート、クラウドからのダウンロード、動画のシーク、複数台接続したときの安定感など、細かい場面で「あ、前より全然いいな」と感じることが増えました。速度そのもの以上に、待たされるストレスが減ったのが大きいです。
SoftBank Airの良かったところ
1. 設置が本当にラク
SoftBank Airのいちばんわかりやすいメリットは、やはり設置の手軽さです。基本はコンセントに挿して使うタイプなので、工事待ちが不要なのが大きいです。引っ越し直後や、賃貸で大がかりな工事をしたくない人にはかなり相性がいいと思います。
私も「とりあえず試してみるか」くらいの気持ちで導入しましたが、こういう機器は設置が面倒だと結局だるくなります。その点、SoftBank Airはハードルが低く、導入しやすかったです。
2. 4Gでも思ったより戦える
SoftBank Airというと、どうしても「5Gじゃないと厳しいのでは?」というイメージを持たれがちです。実際、5Gエリアならもっと期待できると思います。
ただ、今回みたいに4Gエリアでも、元回線が弱いなら十分乗り換え候補になります。特に「マンション備え付け回線が夜になると遅い」「光を引きたいけど工事が面倒」「とにかく今よりマシになればいい」という人には、かなり現実的な選択肢です。
3. 6GHz帯Wi-Fiに対応しているのが地味にうれしい
個人的におもしろいと思ったのが、Airターミナル6は2.4GHz・5GHz・6GHzのWi-Fiに対応しているところです。6GHz対応はまだそこまで一般的ではないので、マンションのように周囲のWi-Fiが多い環境では、混雑の少なさを期待しやすいのが魅力です。Airターミナル6は初期状態では2.4GHz・5GHz・6GHzを共通SSIDで利用する仕様です。
Wi-Fiが多い集合住宅では、2.4GHzや5GHzがかなり混み合っていることがあります。実際、マンションだと隣や上下階の電波も普通に見えるので、チャネルの重なりが気になることは珍しくありません。その点、6GHz対応機器を使えるのは地味にメリットだと思います。
最初はバンドステアリング設定になっている
Airターミナル6は初期状態だと、対応する周波数帯をまとめて使う形になっています。公式でも、2.4GHz・5GHz・6GHzを共通SSIDで利用する仕様や、バンドステアリング機能の設定変更方法が案内されています。6GHzや2.4GHzを明示的に使い分けたい場合は、設定画面でWi-Fiバンドステアリングをオフにする必要があります。
普段使いなら、正直デフォルトのままでも困らない人が多いと思います。自動でよしなに振り分けてくれるほうが、一般的にはラクです。
ただ、私の場合はSwitchBotのような機器を使う都合で、2.4GHzを分けて使いたい場面がありました。スマートホーム系の機器は2.4GHz限定のものもまだ多いので、そういう機器を使う人は設定変更できることを知っておくと便利です。
5Gが来ていない場所でも使う価値はあるのか
これは環境次第ですが、少なくとも私は「ある」と感じました。
今回のポイントは、絶対的な速さではなく、比較対象です。もし今の固定回線が安定して100Mbps以上出ているなら、わざわざ乗り換える必要は薄いかもしれません。でも、私のようにマンション備え付け回線が遅く、しかも夜にさらに落ちるような環境なら、SoftBank Airはかなりアリです。
要するに、SoftBank Airは「最強の回線」というより、「工事なしで手軽に、今の不満を一気に減らしてくれる可能性がある回線」という立ち位置で見るとしっくりきます。
ランプの見方もわかりやすい
本体前面のランプも見やすく、状態確認がしやすいのは地味に助かります。SoftBank公式では、5G/4Gランプは5G接続時が青、4G接続時が緑と案内されています。今回のように4G環境なら緑点灯で確認しやすいです。

こういうホームルーターは、通信が不安定なときに「そもそも今どういう状態なのか」が見えるだけでかなり安心感があります。ネットが遅いときに、本体側の状態がパッとわかるのは意外と大事です。
SoftBank Airが向いている人
実際に使ってみて、特に向いていると感じたのはこんな人です。
まず、マンション備え付け回線が遅くて困っている人。次に、工事不要でネット環境を改善したい人。そして、引っ越しや賃貸暮らしで光回線の導入が面倒な人です。
逆に、オンラインゲームで常に低遅延を求める人や、時間帯を問わず絶対的な速度を最優先したい人は、やはり光回線のほうが向いていると思います。
使って感じた注意点
良いことばかりではなく、注意点もあります。
ひとつは、速度が時間帯に左右されやすいことです。これはモバイル回線系ホームルーター全般に言えることですが、夜は落ちやすいです。私の環境でも20Mbps台になることはあります。
もうひとつは、置き場所で体感が変わること。公式でも、窓際・床から30〜80cm程度・直射日光を避けるなどの設置目安が案内されています。ホームルーターは置き場所次第でわりと変わるので、最初は何か所か試したほうがいいです。
総評|「爆速ではないけど、十分に使える」がいちばんしっくりくる
SoftBank Airを一言でまとめるなら、私にとっては「爆速ではない。でも十分に使えるし、前よりかなり快適」です。
5Gエリア外、しかも4G運用という条件でも、夕方19時台で66Mbps前後出ていたので、個人的にはかなり好印象でした。もともとのマンション回線が10Mbps前後だったことを考えると、乗り換えた価値はしっかり感じています。
もし今の回線に不満があって、でも工事はしたくない、なるべく手軽に改善したい、という人なら一度候補に入れてみていいと思います。特に「いまの回線が遅すぎる」という人ほど、満足度は上がりやすいはずです。
私のように5Gが入らない場所でも、環境次第ではちゃんと実用レベルになります。少なくとも、マンション備え付け回線に悩んでいるなら、試してみる価値は十分あると感じました。
